小学生がさまざまな仕事や社会生活を体験するイベント「こども四日市」が11月4、5日の2日間、四日市市諏訪栄町の諏訪公園とすわ公園交流館を会場に開催される。主催はこども四日市プロジェクト。
2004年から始まり、20年目となった同イベント。コロナ禍では、大きな企画は中止になっていたが、今年は、飲食のコーナーも出店され、従来のスタイルで開催される「フルバージョン」が戻った。「こどもがつくるこどものまち」をテーマに、会場には豚汁やスイーツ餃子などの飲食店、スポーツセンター、車イスタクシーなどのさまざまな店やサービスを利用、体験できる。仕事を紹介するハローワークもあり、イベント開始と同時に、多くの来場者でにぎわっていた。
会場では、専用の通貨「ヨー」でやり取りをする。今までは「500ヨー札」までしかなかったが、今回は1000円ヨー札という新札も登場した。
4日の午前、こども四日市の会場に、四日市市の森智広市長が来場。こども四日市で、4代目の「こども市長」を務める藤田凛さん(中部中3年)と前・子ども市長の吉川明花さん(19)が会場内を案内した。2人の説明を聞きながら、ヨーで買い物をしたり、「こども学校」で小学生から出題された問題に挑戦した森市長。「色々なことがいい体験になりました」などと感想を話していた。
「市長になったとき、お店などがたくさん並び、たくさんの人が訪れる、こども四日市のにぎやかさを復活させると宣言しました」という藤田さん。多くの人でにぎわう会場を見ながら「次も市長をしたいです」と笑顔で話していた。
開催時間は午前10時から午後4時。参加料金は1日につき500円。申し込みは不要で、雨天の場合は商店街アーケードで開催される。こども四日市ホームページ(https://nagisa8.wixsite.com/codomo4)には、これまでの取り組みなどを掲載している。