三大大学駅伝の一つ「第55回全日本大学駅伝」が11月5日(日)に開かれる。3区と4区の選手は四日市市内の国道23号線を走る。熱き戦いを繰り広げる選手の試走にYOUよっかいちの記者が同行した。
名古屋市の熱田神宮西門前からスタートし、伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前のゴールまで106.8 kmのコース。全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27校が出場する。第3中継所は霞ヶ浦緑地(四日市市羽津甲)前に設けられる。中継所は立ち入り禁止で、選手が通過する時間帯は交通規制を実施。先頭選手が第3中継所を通過するのは、午前9時半ころ。
エントリー選手に四日市市出身の選手も名を連ねる。東海大学の佐伯陽生選手(4年)は、羽津中学校出身で、環太平洋大学の横山雄也選手(2年)は四日市南中学校出身。当日の最終メンバーは5日(日)午前7時ころ発表される。8時10分スタートで、テレビ朝日系列で生中継され、TVerでライブ配信される。
4区選手の試走に同行
起伏が激しく1番難しいと言われる4区(11.8km)を走る国士舘大学の埼玉県出身の西田大智選手(3年)の試走に同行した。全国高校駅伝に3年連続出場した「駅伝男」で、1万メートルの自己記録は29分33秒44。今年の箱根駅伝にも出場した。腰椎分離症を患いながらも筋トレで強化し、現在は痛みが出ることは少ないという。
3日午前5時に名古屋市のホテルを、マネジャーの一川健太さん(3年)と一緒に出発。6時に第3中継所の霞ケ浦緑地に到着し、スタート地点を確認した後、8キロほどコースを走った西田選手。不測の事態に備え、一川マネジャーも伴走。「西田選手は合宿で垂れる(集団についていけず離れる)ことはなく、日本人選手の中で一番練習を積んでいる」と語った。西田選手は「起伏の激しさは想像以上だったが、トラックで自分よりいいタイムを持つ選手にロードの強さを見せ、区間一桁台を目指す」と語った。