レスリングの藤波朱理さんが四日市市役所を表敬訪問、森智広市長や職員らが盛大に出迎える

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【花束を手にあいさつする藤波朱理さん。左は父でコーチの俊一さん=四日市市役所】

 2024パリオリンピックの日本代表に内定したレスリングの藤波朱理さん(19)が10月23日、四日市市役所を表敬訪問し、森智広市長や職員らが盛大に出迎え、お祝いした。前日には四日市北署の1日警察署長も務め、連日、報道陣の数も増えるなど、五輪での活躍に期待が高まっている。

 この日朝、市役所1階ホールに職員らが待ち受け、藤波さんが、父でコーチの俊一さんと訪れると、拍手がわいた。「こにゅうどうくん」も出迎えた。

 藤波さんは、世界選手権とアジア大会の2個の金メダルと、世界選手権のチャンピオンベルトを持参、森智広市長から花束を受け取り、「この結果は四日市市のみなさまの応援のおかげ。パリで優勝することが目的なので、金メダルを取れるよう、頑張ります」とあいさつした。

 藤波さんは、「パリ2024オリンピック日本代表内定おめでとう 女子レスリング53㎏級 藤波朱理選手」と書かれた横断幕を職員が手にする前を森市長と歩き、このあと、市役所内で森市長らと歓談した。

代表内定を祝う横断幕の前を歩く藤波朱理さん

 森市長からは「こにゅうどうくん」の人形とキーホルダー、萬古焼の作品がプレゼントされた。連戦のあとの久しぶりの帰郷で、藤波さんは「私は地元が好きで、心も体もリフレッシュできました。来年に向け、もう一度、自分のレスリングと向き合っていきます」と話した。

世界選手権のベルトを前に今後の決意を語る藤波朱理さん

 連勝記録を130に伸ばし、森市長も「強すぎる」と表現する藤波さんだが、世界選手権などの試合を通して課題も見つかったといい、「もう一度、体を作り直していきたい」と、限りない向上心を見せていた。

記念写真に応じる左から森智広市長、藤波朱理さん、父の俊一さん、樋口龍馬議長