三重県桑名市長島町の「なばなの里」で、恒例のイルミネーションが10月21日から始まる。20日、報道関係者らへの「プレス内覧会」があった。今年のメーン会場のテーマは「黄金のピラミッド」。最近は富士山や桜など日本の美をテーマにしてきた回が目立ったが、一気にエジプトへと飛び出し、異国情緒を楽しめる内容にもなっている。
イルミネーションの構造物が、高さ25メートルが二つ、13.5メートルが一つの計三つの立体的なピラミッドになっていることも、これまでと違う工夫。ピラミッドにラクダの隊商や、アラジンと魔法のランプなどが現れるが、プロジェクションマッピングのような投影は使わず、あくまでもLEDひとつひとつの輝きがつくっているところが、2004年からイルミネーションの歴史をつくってきた「なばなの里」のこだわりという。担当者は「20回目にふさわしいスケール感あふれる世界を楽しんでください」と話している。
内覧会では、午後5時20分の点灯式に、第61回ミスインターナショナル世界大会2023に出場するスペイン、オランダ、インドネシアの代表3人が登場した。メーン会場へつながる200メートルの光のトンネル、ネモフィラとマリーゴールドの季節をつなぐ青と黄色の初演出「花と華」の100メートルのトンネルのほか、園内も様々なイルミネーションやライトアップの演出が楽しめるようになっている。
今年もクリスマス特別営業を計画中といい、12月23日~25日の3日間は日付指定のチケットを販売する。ベゴニアガーデンでは約300鉢のポインセチアでつくる高さ5メートルのクリスマスツリーをつくり、光の演出がされる。特別チケット(小学生以上5000円)は11月15日午前0時からの販売で、「ファミリーマート」「セブンイレブン」、電子チケット「アソビュー!」遊び予約サイトで。「なばなの里」の現地でのチケットの販売はしないので注意を。