四日市国際交流センター主催の国際理解講座「ウクライナ料理教室」が10月19日、四日市市の本町プラザにある男女共同参画センターはもりあ四日市の調理室であった。ウクライナ出身のポノマリョヴァ・アンナさんが講師になり、10人余の日本の女性とボルシチ、ヴァレーニキ、シルニキをつくった。
ウクライナの文化や習慣などをアンナさんから聞きながら、地域色豊かな料理を知ろうとのねらい。アンナさんもできるだけ日本語で作り方を話し、同じ料理でもロシアと異なる部分などを説明していた。
ボルシチはビーツを使った深紅色の煮込みスープで、アンナさんは塊肉を食べごろサイズに切るところから調理を進め、2時間ほど、しっかり煮込んだ。ヴァレーニキはウクライナの伝統料理のひとつで、ギョウザのようにも見える。アンナさんは自ら生地づくりも見せた。中身はジャガイモやキノコなどを入れるようだ。最後にデザートのシルニキ。チーズを使ったパンケーキのようなお菓子。
アンナさんはウクライナ北東部スムイの出身。2011年に留学で日本を訪れ、2018年から四日市に住んでいる。ウクライナの平和を願い、学校で祖国の文化や習慣を説明したり、ウクライナの伝統衣装を伝える写真展を開いたりしている。