四日市市は10月19日、同市保険年金課が三重県国民健康保険団体連合会に委任し、 同会が委託した特定健康診査、特定保健指導及び保険料納付催告の電話勧奨業務について、委託先である「NTTマーケティングアクトProCX」が利用するコールセンターシステムの運用保守業務を担当する「NTTビジネスソリューションズ」の元派遣社員が、情報を不正に持ち出し、第三者に流出させていた可能性があることが判明したと発表した。同会から10月17日に四日市市に対し、報告があったという。
発表によると、流出した可能性のある個人情報は、約5500件で、住所、氏名、生年月日、性別、電話番号など。2016年3月1日から19年3月12日の期間で、流出の可能性が確認されているという。
市では、三重県国民健康保険団体連合会を通じて情報収集をしているそうで、市民の問い合わせ先として、委託業者が特設コールセンターを開設した。コールセンターはTEL0120-220-614で、年末年始を除く、午前9時から午後8時まで受け付けている。
今回の事態を受け、市では「同様の事態が再び発生しないよう、業務委託先を含め個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります」としている。