「wellbe(ウェルビー)体操教室」(四日市市東日野)で1歳から中学生までのクラスのインストラクターを務める松木彩根さん(26)。子どもたちの気持ちを引き付け、楽しいレッスンをするための努力と工夫を続けている。
子どものころから体を動かすのが好き。スポーツインストラクターコースのある専門学校で学び、学生時代はスポーツジムでアルバイトし、子どもと接した。卒業後は大人を対象にしたジムのインストラクターになったが、子どもたちにスポーツの楽しさを教えたいと、3年前に転職した。
2歳半のクラスでは、「ママがいい」と泣いてしまう子も。はじめは対応に困り悩んだりしていたが、「ママから離れて不安だね」と声をかけ、気持ちに寄り添った。声掛けを心掛け、今では楽しい授業が出来るようになってきたそうだ。
跳び箱など油断がケガにつながるレッスンでは、失敗例を大げさに転んで見せることも。最初は少し恥ずかしかったが、自分の殻を破ることで、子どもたちの反応や笑顔がたくさん見られるように。「体を動かす楽しさを知ってほしい。そのためには、どうしたらいいか日々考えて追求したい」と笑顔で語った。