三重県四日市市で絵手紙を楽しむ「笑美の会」のみなさんが10月6日、四日市市役所を表敬訪問し、「こにゅうどうくん」の作品を森智広市長にプレゼントした。デジタル時代だからこそ、手描きの絵に思いを込められる絵手紙の魅力を伝えたいと考えた。
訪問したのは、川島地区市民センターなどで絵手紙を指導している岡昭子さんと、川島教室の生徒さんの計7人。川島では60~70代の15人が月2回、2時間ほど習っており、今回、みんなで「四日市を応援しよう」と寄贈を決めたという。
「こにゅうどうくん」を折り紙を使って立体的に仕上げ、表情の異なる20枚の、はがきより大きめの作品20枚にし、これらを大きな台紙に貼ってひとつの作品にした。
絵の具のほか、折り紙、ゴム版画など、さまざまな手法を自由に使える絵手紙は、全国大会も開かれており、同じ趣味を持つ人同士の出会いもあって楽しいという。1週間に4枚は兄弟や知人に出しているという女性は「「たとえ字が上手でなくても、絵に気持ちを込めて相手に届けられるのがうれしい」と話していた。目的によってメールと使い分け、両立させているという。