最高気温30℃以上 四日市市でも厳しい残暑続く 熱中症への注意呼びかけ

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 四日市市では9月18日、津地方気象台の発表で午前11時58分に32.1度を記録した。9月も最高気温が30℃以上を記録する日が多く、厳しい残暑が続く。市ではホームページなどで「熱中症に、十分に気を付け、しっかりと予防を」などと注意を呼びかけている。【日差しが強い地域もあった四日市市=(同市霞で9月18日午後3時頃撮影)】

 熱中症は、高温多湿な環境で長時間過ごし、体内の水分と塩分のバランスが崩れ、体温調節が上手くいかないことで、体内に熱がこもり発症する。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症する場合もあり、救急搬送されたり、死亡することもある。立ちくらみ、めまい、吐き気、こむら返りに大量の汗、ズキンズキンする頭痛、手足のしびれなどが症状だ。
 
 熱中症の危険性が極めて高くなることが予測される場合に、「気づき」を 呼びかけ、熱中症予防行動を促すことを目的として環境省・気象庁が発表する「熱中症警戒アラート」は、今年は4月26日から10月25日まで、情報が提供される。以前は、気象庁の高温注意情報だったもので、」全国を58に分けた府県予報区等を単位として発表され、外出を控えたり、エアコンを使用するなど、熱中症の予防行動を積極的にとることを呼び掛ける。

 特に注意したいのは、子どもと高齢者。子どもは体温の調節能力が十分に発達していない。高齢者は暑さや水分不足に対する 感覚機能やからだの調整機能も低下し、熱中症患者の約半数は65歳以上の高齢者だという。

 予防には、室内では扇風機やエアコンで温度を調節し、屋外では日傘や帽子の着用をし、日陰の利用、こまめな休憩などが対策になる。また、通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用することや保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やすことも重要だ。さらに、こまめに水分を補給するのは、室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給することが予防につながる。厚生労働省では、熱中症の予防・症状・対処法等について、まとめたリーフレットをホームページに掲載。日本語だけでなく、外国のリーフレットも見ることが出来る。