四日市などで動物関係のボランティア活動をする団体や個人による「四日市わんにゃん会議」は9月7日、四日市市役所を訪れ、森智広市長へ「人と動物が安心して暮らせる四日市市」を目指して、日頃の活動からまとめた要望を提出した。【森市長へ要望について話す四日市わんにゃん会議のメンバーら=四日市市諏訪町】
提出された要望は4つ。①地域猫活動を市で認め、支援していくことを公表してほしい②動物愛護法38条2項に定める本来の活動を行う動物愛護推進員を公募して設置してほしい。かつ、市独自の決定が可能であれば、十分な人員の任命をお願いしたい。③災害に備えペット飼育世帯専用の避難所をつくるべき。④動物愛護センター設立に向けて、ボランティアや獣医師などの有識者を含めた検討委員会を立ち上げるべき、というもの。関係者らは、日頃の活動で感じた課題を具体的な例を挙げたり、資料を用いて説明していた。
要望に関する説明を聞いた森市長は「担当部署など現場の意見を聞きながら、意見を交換し、協議をしていきたい」と要望を受け話していた。昨年の要望では「飼い主のいない猫の避妊・去勢手術費の助成金の増額」があり、同市では、今年度から飼い主のいない猫の助成金を増額したという。