ロープブリッジ救出訓練で入賞 四日市市消防本部の救助隊員が出場 全国消防救助技術大会

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 四日市市消防本部の救助隊員が8月25日に北海道札幌市の札幌消防学校を会場とした「第51回全国消防救助技術大会」へ出場した。東海地区指導会で障害突破で19の消防本部中1位だった中消防署、ロープブリッジ救出で27の消防本部中2位だった北消防署の隊員らが挑んだ。大会は減点なしの場合、入賞となり、全国から28組が出場したロープブリッジ救出訓練は、減点なしの54.3秒で入賞した。【ロープブリッジ救出訓練で入賞した隊員ら=四日市市消防本部提供】

 ロープを伝って移動し、要救助者を助けることを想定したロープブリッジ救出では時間や安全項目を競う。障害突破は高い塀を越えたりし、減点項目が多いが、四日市市消防本部の救助チームは、東海地区で圧倒的な成績を残し、全国舞台への出場を決めていた。

 大会前には、「東海地区で出した成績を上回り、日頃の訓練の成果を発揮したい」「磨いてきた技術をさらに磨き、気を引き締めて臨みます」「支えていただいた方々に恩返しできるよう頑張ります」などと、大会へかける熱い思いを話していた隊員ら。ロープブリッジ救出訓練は、北消防署4人が出場し入賞した。中消防署の5人が挑み、全国から22組が出場した障害突破訓練では、119.3秒で10点の減点だったという。

【障害突破訓練に出場した隊員=四日市市消防本部提供】

 また、四日市市消防本部が出場した2種目について、障害突破では、1分40秒7の減点なしの同タイムで札幌市消防局と千葉県の成田市消防本部が最も好タイムを記録。ロープブリッジ救出は埼玉県の川口市消防局が45秒3が減点なしで最も好タイムを残したという。