三重県四日市市の神前柔道教室に通う伊藤杏さん(市立県小学校4年)が、県代表チームの1人として「第20回柔整師杯東海少年柔道大会」に出場することが決まり、8月29日、四日市市の森智広市長を表敬訪問して報告した。愛知、岐阜、静岡のチームと総当たりで戦うが、「全勝することが目標」と力強く話した。【森智広市長(左)に大会への意気込みを語った伊藤杏さん。伊藤さんの右は父で指導者の雅大さん=四日市市役所】
訪問したのは伊藤杏さん、父で指導者の雅大さん、伊藤さんが通う神前柔道教室の坂下博夫代表。神前柔道教室は県内で最も歴史のある町道場のひとつで、伊藤さんは、道場で20年ほど指導している父の影響もあって、小学1年生の時から稽古を続けているという。
東海少年柔道大会は9月3日、静岡県藤枝市の静岡県武道館で開催。各県の県代表チームは、女子は小学4年の先鋒、5年の中堅、6年の大将の3人で構成する。伊藤さんは小学4年の各県優勝者と3回戦うことになる。
伊藤さんは、三重県大会の決勝では、松阪市から出場した選手と対戦。互角の戦いで、接戦になったが、積極的に攻めて判定勝ちした。県代表チームでは先鋒になるが、チームの最初に戦う緊張も、負けず嫌いな性格で笑顔で吹き飛ばしてくれそうだ。
指導者の父については「柔道の時は厳しいが、そのほかのところではやさしい」。極めたい好きな技は内股という。「日本1と世界1になること」が将来の夢と話した。