「どこへ飛んで行く?」 アカトンボふる里さがし大作戦 8月31日まで御在所山上公園で開催中 

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 菰野町の御在所山上公園では、「アカトンボ」と呼ばれ、親しまれるアキアカネの行動範囲を調べようと、羽にマークをつけ調査する「アカトンボふる里さがし大作戦」を開いている。

 秋の虫として知られるアカトンボは、6月にふもとの田んぼでヤゴからトンボに、夏の間は涼しい山の上で過ごし、秋になると産卵のため、平地へおりていく。どこから来てどこへ飛んで行くのかを調べようと、夏休みの自然体験学習として1971年から毎年、開かれている。

 山上公園でアカトンボを捕まえ、赤ペンで羽に、御在所の頭文字を意味する「G」マークを書く。オスかメスか見分けて記録シートに記録し、アカトンボを逃がす。秋に「G」マークのあるアカントンボを見つけるという流れになっている。1971年に始まり、マーキング数は3千ほどだったが、2006年には5万9050だった。Gマークのついたアキアカネは2008年に約80キロ離れた福井県敦賀市で見つかったこともあるという。

 開催時間は午前10時から午後3時。受付場所は山上公園内の自然学校で、当日現地で随時受け付けている。イベントへの参加は無料だが、ロープウェイ代は別途必要となる。問い合わせは、御在所ロープウェイTEL059・392・2261へ。