四日市市に拠点を置く相好体操クラブ社会人競技部の杉本海誉斗選手(23)が7月28日から8月8日まで、中国の成都で開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ」の体操競技で日本代表として出場する。杉本選手にとって、初の日本代表入りだ。【平行棒の演技に挑む杉本選手(相好体操クラブ提供)】
杉本選手は千葉県出身。市立船橋高、日体大を経て、相好体操クラブに。社会人競技部の選手として、2年目を迎えている。今年4月の個人総合で競う全日本選手権では3位と大健闘。選考の対象となる大会で安定した演技をし、東京五輪2020で金メダルを獲得した橋本大輝選手らとともにワールドユニバーシティゲームズの日本代表に選ばれた。また、6月の「第77回全日本体操種目別選手権」では、平行棒で優勝。今シーズンは「緊張せずに落ち着いて演技できている」と感じているそうだ。
大会名がユニバ―シアードの名称だったころから、体操競技において、日本代表チームはメダルを獲得してきた。杉本選手は「しっかりと安定した演技をし、団体で金メダル、個人でも平行棒でメダルを狙う」と大会への思いを話してくれた。同大会は、当初は2021年夏に予定されていたが、東京五輪延期に伴い延期されていた。体操競技は8月1日から同5日までの実施が予定されている。
日ごろは、四日市市の相好体操クラブや母校・日本体育大学などで練習に励む日々。これからの目標を「世界選手権、パリオリンピックに出場し団体、平行棒で金メダル」と同クラブのホームページで紹介されている。