近鉄百貨店四日市店(四日市市諏訪栄町)の5階催事場で、カブトムシとのふれあいを楽しめるコーナーや標本の展示など、昆虫づくしのひとときを楽しめる「世界の昆虫展」が7月21日から始まった。毎年夏休み時期に開催され、子どもたちを中心に、初日から入場入り口では開催を心待ちにしていた人で行列ができる人気ぶり。催しは8月7日まで開催される。【200匹のカブトムシがいる「カブトドーム」で遊ぶ来場者=四日市市諏訪栄町】】
今回で4回目の開催となる人気イベント。昆虫ショップ「COLORS」の協力で、ヘラクレスオオカブトやギラファノコギリなど、海外のカブトムシやクワガタムシを中心とした24種の生体を展示。標本コーナーでは、世界最大級のコガネムシのゴライアスオオツノハナムグリや、「世界で一番美しい」といわれる「モルフォチョウ」など約150種の昆虫標本を見ることができる。
人気のヘラクレスオオカブトと触れ合うことが出来るコーナーは参加費100円で3分間、木にのせた状態で見たり、撮影も可能だ。また、広さ約20平方メートルのカブトドーム内には、約200匹の日本のカブトムシがいて、触ることができる。中に入り、たくさんのカブトムシを見て「いっぱいてすごい」と驚く来場者もいて、ドーム内を飛び回るカブトムシに喜ぶ様子も見られた。
今年は、ミズカマキリやタイコウチなど、以前は身近に見ることのできた5種類の日本の水生昆虫の初登場。懐かしさを感じる大人もいれば、初めて見る子どももいて、夢中になっていた。
会場では、釣り竿を使って袋に入った昆虫を釣りあげる昆虫釣り大会や昆虫くじ、飼育用品やグッズの販売もあり、昆虫づくしの時間を楽しむことができる。同店の担当者は「4回目の恒例となった催し。夏休みに触れ合ったり、見たりして楽しみ、昆虫について学んでいただく機会になれば」と話していた。
開場は午前10時から午後5時半で、入場は閉場の30分前まで。最終には午後5時閉場。入場料は中学生以上900円、3歳から小学6年は600円で、3歳未満は無料。また、近鉄百貨店アプリで実施する「昆虫人気投票」に投票し、参加画面を会場レジで提示すると、「昆虫ミニフィギュア」が小学生以下、各日で先着50人を対象にプレゼントされる。