「八重姫伝」の読書感想文とイラストを募集、日の本福祉会主催でコンテスト、9月8日締め切り

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 社会福祉法人日の本福祉会(福士英実理事長)が、菰野町で今春出版された郷土の先人の漫画「八重姫伝」にちなみ、小中学生を対象に読書感想文とイラストのコンテストを行う。八重姫は織田信長の孫で、菰野藩創立期を支えた女性とされ、この漫画で大きくスポットライトを浴びた。町内はもちろん、町外からの応募も歓迎するという。締め切りは9月8日。【「八重姫伝」の読書感想文、イラスト募集の記者発表=菰野町役場】

 作品募集の記者発表が7月18日、菰野町役場であった。日の本福祉会は四日市市松原町が本部だが、各地で運営する学童クラブのうち3施設が菰野町にあり、計約230人が通っているという。「八重姫伝」の漫画は町の実行委員会が制作し、今年4月に町内の小学4~6年生の児童全員と、小中学校、町図書館に配布されたという。

 同福祉会は、子どもたちが郷土の先人を知って、もっとふるさとを好きになって、大きく育ってほしいと、今回のコンテストを企画したという。菰野町コミュニティ振興課が協力、町教育委員会が後援、菰野町観光協会や御在所ロープウエイ株式会社、コモノスイミングスクールなどが協賛する。

 漫画は町内在住の服部千里さんが描き、初代菰野藩主に嫁いだあと、夫や子の死を乗り越えながら、藩のために生きた女性像を描いている。町によると、一般販売も検討中だという。(町の実行委員会が制作して発表した漫画「八重姫伝」)

 読書感想文は原稿用紙に日本語の縦書き、自筆で、400文字以上800文字以内で書く。イラストはアナログ、デジタルのどちらでもよく、画用紙の四つ切か八つ切の大きさで描く。画材は自由だが、極端に立体的なものは破損しやすいため、審査の対象外になる。部門ごとに表彰する。

 作品には、いずれも募集チラシにある住所や学校名などを記入する応募用紙の添付が必要という。問い合わせ、送付先は、郵送の場合は〒510-8015四日市市松原町3-3社会福祉法人日の本福祉会学童本部(059-361-6366)。作品持参の場合は学童クラブ菰野(菰野町菰野、059-394-4599)、学童クラブ鵜川原(菰野町大強原、090-6574-4162)、学童クラブ竹永(菰野町竹成、059-396-0699)のいずれかへ。応募用紙は各施設でチラシをもらうか、同福祉会のフェイスブックから印刷してほしいという。