一般財団法人「民族衣裳文化普及協会」は7月8日、四日市市文化会館(安島)で「七夕ゆかたミニショー」を開いた。大勢の人が、涼し気な浴衣や夏着物を着た女性の姿に刺激を受けた。
「半幅帯結び方色々」では、五色の短冊をイメージした5色の浴衣を着た人17人が、17種類の帯結びで登場。半幅帯に兵児帯を組み合わせた華やかな帯結びもあり、ショーでモデルを務めた四日市メリノール学院高校1年の川村野々果さんは「色々な結び方があると知り楽しめた。自分で結べるようになりたい」と話した。
夏物の着物の紹介では日頃見る機会の少ない絽(ろ)の小紋に紗(しゃ)の帯を合わせるなど、この時期ならではの着こなしが紹介された。
着付けを習い始めたばかりという30代の女性は中学生と3歳の女の子の母親で、「自分で娘に着付けできるようになりたい。子育てが一段落したら、自分で着て出かけられるようになれれば」と話していた。来週、大学のイベントで「浴衣フェス」がある大学生は、「1週間で自分で着られるように頑張る」と浴衣着付け講座を申し込んでいた。
同協会三重支部の西尾洋子副支部長は「たくさんの人に来ていただきありがたい。和装文化に興味を持ってもらえたことが嬉しかった」と笑顔で話していた。