三重県四日市市楠町の「田んぼアート」は、5月14日の田植え作業から1カ月半ほどが経ち、色違いの稲の葉が伸びて、絵がはっきりとしてきた。市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」と、近くの吉崎海岸での産卵が待ち遠しいウミガメの絵。7月15日には現地で見学会が開かれる。【こにゅうどうくんとウミガメがはっきりしてきた「田んぼアート」=四日市市楠町南川】
田園風景の保全や、農業の魅力を伝えることなどを目的に、地域の人たちが株式会社ファーストステップなどの協力も得て、10年以上続けている。楠地区まちづくり検討委員会の田んぼアート実行委員会(森正一会長)が中心になり、約1500平方メートルの田に、育つと赤、白、黄、紫の色になる異なる種類の稲を植えた。今年は初の試みとして、遠近法を使って下絵づくりをしたといい、田んぼの横を流れる鈴鹿川派川の堤防から見ると、ちょうどいい見栄えになるように考えてあるという。
見学会は7月15日午前9時から。場所は、鈴鹿川派川の新大正橋の南側の信号を目印に行ったあたり。小雨決行、雨天の場合は翌日。低学年の子は保護者同伴で。熱中症予防のため飲み物を持参のこと。車で現地に向かう場合、ナビを「四日市市楠町南川240-1」(喫茶オリーブ北側)に設定すると分かりやすいという。問い合わせは楠地区団体事務局(059-398-3121)。当日限りで080-4225-3284も。