三重県難病相談支援センターは7月2日、地域難病相談会を四日市市安島2丁目の市文化会館第4ホールで開く。同センターが6月22日に発表した。コロナ禍を経て、四日市での開催は4年ぶり。それぞれの難病の団体や医師、行政機関などから専門の相談員が出て、生活、就労、制度に関することなど幅広く無料で相談に応じるという。開場は午後1時から同3時まで。【相談会の利用を呼びかける三重県難病相談支援センターの河原洋紀所長】
三重県と、約20の患者団体でつくるNPO法人三重難病連が主催する。難病の指定を受けた300余の病気の患者は、医療費の助成を受けている人だけでも三重県で約15000人、四日市市で2500人余がいるとされる。自らも目の難病を患う支援センターの河原洋紀所長は「もっと多くの人が悩んでいるはずで、ぜひ、この機会を利用してほしい」と呼びかけている。
多くの難病のうち、代表的なのは安倍晋三元首相の進退にも影響した潰瘍性大腸炎や、パーキンソン病などがある。四日市会場では四日市医師会の相談窓口のほか、多発性硬化症、膠原病、てんかん、リウマチ、乾癬、もやもや病、重症筋無力症などの窓口も予定されている。
困っている場合、当日の参加も可能。できれば6月29日午後4時までに支援センターへ電話(059-223-5035)、ファクス(059-223-5064)、メール(mie-nanbyo@comet.ocn.ne.jp)で申し込んでほしいという。