三重県高校総体サッカー 海星8大会ぶり4回目全国へ

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 全国高校総体のサッカー三重県予選の決勝が5月28日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われた。海星高校(四日市市追分)が、昨年の優勝校の四日市中央工業高校(同菅原町)との「四日市対決」を2対1で制し、8大会ぶり4回目のインターハイへの切符を掴んだ。【優勝旗を手にする海星の選手=三重交通Gスポーツの杜鈴鹿】

 

 昨年は準々決勝で敗退した海星高校。12月の高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2022東海 プレーオフに、四中工に次ぐ県2位で出場。プレーオフでは四中工が敗れ、海星高が勝利。県で唯一、東海プリンスリーグ2023昇格を決めた。そのため、今回の県総体での優勝の期待は大きく、青栁隆監督は「勝たないといけないという重圧が生徒にもあったと思う。ほっとしている」と話す。

 前半先制ゴールを決めたのはキャプテンの清水葉功君(3年)。「ボールの推進力ある選手が多いチームだか、全国に向けてビルドアップを強化しベスト8を狙う」と語る。

【先制ゴールを決めたキャプテンの清水君】

 1対1で迎えた延長戦。ヘディングシュートを決めたのは一見季斗君(3年)。「(延長前の)70分の戦いで、メンバーにチャンスを作ってもらったのに、それを生かせず同点になった。延長戦では絶対失敗しないと決めチャンスを掴んだ。その後は追いつかれないよう全員で守り抜いた」と振り返った。

【延長戦でヘディングシュートを決めた一見君】

 青栁監督は「インターハイでは、海星本来のパス回しで戦うよう一人ひとりのスキルアップを図りたい」と語った。全国高校総体は北海道で7月28日(水)から8月4日(金)の日程で行われる。