食品ロス削減に取り組み 今年度から「マッチング窓口」を開設 四日市市

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 四日市市は、食品ロスを削減し、ごみの減量化を図り、地域課題や福祉課題の解決を進めることを目的に、同市諏訪町の市総合会館2階の社会福祉協議会に委託し、家庭で余っている食品や企業の災害備蓄品などを寄付し、必要としている人へ寄付できるマッチング窓口を今年度から開設した。【昨年12月のじばさんでのフードドライブの様子(四日市市提供)】

 寄付をする対象となるのは、常温保存ができる、賞味期限まで1か月以上ある、缶詰や米、乾物(パスタ、うどんなど)、レトルト食品などの未開封の食品。生ものや野菜といった生鮮食品、包装や外装が破損している食品、手作り、アルコール飲料などは寄付出来ない。

 マッチング窓口への問い合わせは、四日市市社会福祉協議会TEL059・325・6488へ。受付時間は平日の午前8時半から午後5時15分まで。

 同市では食品ロスへの取り組みとして昨年11月21日から12月9日に市役所で初めての試みとなる家庭などで余っている食品を集める活動「フードドライブ」を実施。12月10日には環境フェアと同時開催で、じばさん(安島)でフードドライブをした。市外からの寄付をする人もいるなど、多くの関心が寄せられたという。