三重県四日市市の市こども子育て交流プラザで5月3日、「こここあそびパーク~おもしろ遊具がやってくる!~」が始まった。プラザがオープンして6周年になった記念企画で、5日までの3日間、この時だけの遊具をそろえ、元気に遊んでくれる子どもたちを待っている。入場無料。【怪獣から向かってくる光を捕らえる「スーパーストップザウルス」=四日市市東新町】
「こここ」は「こども」「子育て」「交流プラザ」の頭文字の音。橋北交流会館4階にある会場は、3日が連休後半の初日とあって、親子の入場者でにぎわった。馬の遊具にまたがって、自分が上下運動をすると馬が駆けだす「ぱかぱかレーシングホース」、チューブの中を怪獣から向かってくる光をタイミングよく捕まえる「スーパーストップザウルス」、1人シーソーのように体でバランスをとりながらボールを左右に転がす「ドキドキシーソー」、ターンテーブルの上でコイン型の積み木を高く重ねる「回転コインタワー」のほか、小さい子も家族と一緒に遊べるゲームやかるた、すごろくなどもそろっている。
18歳までが対象で、子どもだけでも入場できるが、未就学児は保護者の同伴が必要。遊べる時間は午前9時~正午と午後2時~午後5時。消毒などの時間を合間に取っているという。(ぱかぱかレーシングホースで遊ぶ子どもたち)
四日市市こども子育て交流プラザは2017年4月に開設された児童館。市内にはあと「こどもの家」(諏訪栄町)「北部児童館」(富州原町)「塩浜児童館」(塩浜)の3館があるが、年末年始以外は無休で、週末や祝日にも利用できるのはプラザだけ。昨年の利用者は約3万人といい、コロナ禍前の利用状況に戻りつつあるという。通常は午前中はお母さんと乳幼児、午後は学校帰りの小学生や中学生などが多く利用しているという。
10数人のスタッフは保育士や幼稚園教諭などの資格をもつ人も多く、利用者の母親から子育ての相談を受けて専門的な相手につないだり、母親同士で子育ての話相手になれるよう、つなぎ役になったりと、母親がひとりで子育てに悩まない環境をつくる配慮をしている。
プラザの活動は7年目に入ったが、コロナが落ち着いてきたことで、3年ほどできなかったクッキングプログラムや、外部の人を呼んでのお仕事体験「こどもハローワーク」などを復活させ、活動の幅を広げる努力をしているという。