統一地方選挙は後半戦が4月23日に投開票される。定数34に49人が立候補した四日市市議会議員選挙は新顔や女性の立候補が多く、高い注目度の中で最終盤を迎える。告示翌日の4月17日から始まった期日前投票の出足は前回を上回っており、このところ減少傾向が続いた投票率の行方も注目される。【商店街に掲げられた横断幕も投票を呼びかける=四日市市諏訪栄町】
四日市市選挙管理委員会によると、期日前投票は4月17日から20日までの4日間で男性6953、女性8198の計1万5151人で、前回の4日間の計1万2721人を上回っている。買い物ついでに投票できるトナリエ四日市会場があらたに設置されたこともあるが、最近では目立った増え方だという。
これまでの同市議選では、1991年の75.04%、1995年の68.01%、1999年の62.05%、2003年の57.57%、2007年の53.35%、2011年の50.90%、2015年の48.16%、2019年の43.14%と、最近は投票率はずっと下がってきた。立候補者数が多少増えても、この傾向に変化はなかった。
ただ、今回は立候補者数が前回比で8人増と最近にない増え方で、新顔の人数20人も、2015年の18人を超えて最近では最多。また、女性候補が14人と前回より6人も多く、7人以上の当選者が出れば、同市議会では過去最大の女性議員数になる。これらの動向が投票行動にどう影響するのかも注目される。