花見日和になった4月2日、三重県桑名市長島町の「なばなの里」では、色とりどりのチューリップと淡いピンクの桜(ソメイヨシノ)が満開の競演を見せた。開門前から外国人観光客を含む大勢が列をつくり、入学式の前撮りなのか、真新しいランドセルを背にした子どもたちの姿も見られた。【チューリップとソメイヨシノの競演で、撮影ポイントには多くの人=桑名市長島町駒江】
園内の「花ひろば」は約4万3000平方メートルの広さで、180万球のチューリップが咲く。赤、白、黄、オレンジなどの花が咲き、広場は幾色もの花の帯ができている。桜は、そのチューリップ畑の周縁を彩るように咲き、そろそろ風に花びらを散らし始めた木も。「桜がきれい」「チューリップすごい」など、入場者の歓声があちこちで聞かれ、どちらも主役のあでやかさだ。
チューリップ畑のところどころでは、4月中旬からの次の主役、ネモフィラが青い花を咲かせている、また、新名所の桜並木もソメイヨシノの見ごろのみ公開中で、園内ではリキュウバイの白い花も咲き誇っている。(チューリップ畑で咲き始めたネモフィラ、満開のリキュウバイ)