交通事故に遭わないで、保険会社など「黄色いワッペン」を四日市市へ寄贈

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 新入学児童を交通事故から守ろうと、3月27日、保険会社などから「黄色いワッペン」が四日市市に寄贈された。1965年から半世紀以上続く贈呈で、親、子、孫の3世代で使った家庭も増えているという。新1年生になる幼稚園の卒園児5人が代表して左腕に付けてもらい、丁寧にお礼を述べた。【ワッペンを左腕につけた子どもたちと関係者のみなさん=四日市市役所】

 寄贈したのは損害保険ジャパン株式会社三重支店四日市法人支社長上地聡人さん、株式会社みずほフィナンシャルグループみずほ銀行四日市支店長川本潤さん、明治安田生命保険相互会社四日市支社長城尾英紀さん、第一生命保険株式会社三重支社四日市エリア統括営業部長片山竜三さん。四日市市側は廣瀬琢也教育長らが対応した。(左腕にワッペンを付けてもらう子どもたち)

 損害保険ジャパンの上地さんが贈呈側を代表してあいさつし、卒園児5人に「事故に遭わないように、元気に学校に通ってくださいね」などと話しかけた。ワッペンには2023年度の交通安全年間スローガン「あぶないよ いそぐきもちに しんこきゅう」が記載されているほか、ワッペンをつけた新1年生が登下校で重大な事故に遭った場合の補償などがついているという。今春は全国で104万枚、三重県で1万4000枚、四日市市で2637枚が寄贈されるという。ちなみに、全国では累積で7000万枚近くが贈呈されているという。