夜の繁華街で犯罪などの総合抑止活動、四日市市の警察や地域など協力

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 三重県四日市市の夜の繁華街で2月22日、客引き、違法駐車、飲酒運転、迷惑行為などを対象に、犯罪を総合的に抑止しようという活動が行われた。市や地域の防犯ボランティア団体が中心になる活動は定期的に実施されているが、今回は昨年末以来という県警警備部機動隊も加わり、四日市南署約70 人を含む計約110人が手分けして街の中へ。目立つ抑止力になった。【客引き行為をやめようと呼びかける地域の防犯ボランティアら=四日市市諏訪栄町】

 近鉄四日市駅前の諏訪栄町地区などの繁華街は、翌日が祝日とあって人通りが多め。午後8時半、関係者が諏訪交番前に集合し、グループに分かれて街の中を歩いた。南署員らは、状況によっては店の立ち寄りも含めて活動。地域の人らはのぼりを手した客引き防止の訴えを中心に行動し、全体で犯罪抑止の広報と取り締まりを一気に進めた。

 地域の人らは、商店街のアーケードの中を歩き、近鉄四日市駅の方向へ。客引き行為等の防止に関する条例について解説したチラシを折り込んだポケットティッシュを約1000個用意して、協力を訴えた。全体の活動は午後10時ごろまで続けられた。