三重県四日市市の北伊勢上野信用金庫中部支店で2月6日、「マスクアート展」が始まった。マスク生活が長く続く中にあってもみんなが元気になれるようにと、中央・同和地区社会福祉協議会が子どもや大人にマスクを配って好きな絵を描いてもらった。子どもたちの空想の世界から絵画の作品レベルと言えそうなものまで約120点が展示されている。28日まで。【白いマスクが絵の力作に大変身している「マスクアート展」=四日市市本町】
中央・同和地区社会福祉協議会マスクアート展実行委員会が主催、港地区社会福祉協議会が協賛した。昨年夏、1250枚の不織布マスクを中央、同和両地区と中央小学校に配り、絵を募集したところ、大人顔負けの子どもの作品や、「こんなに本気になったのは初めて」という高齢者の作品など134点が集まった。展示は昨年10月から金融機関などを巡回し、今回の展示のあとは、3月に百五銀行四日市支店で2回目の展示をして締めくくりとする予定だ。
子どもたちが描いたマスクアートは花あり、動物あり、恐竜ありの楽しさ。細かいところまで描かれた花畑や、ビーズなどをあしらったキラキラマスクもある。「暗いイメージになりそうなマスクですが、こうして見ると前向きになれます」と近藤公秀支店長は話している。