ローカル5Gがもたらす近未来とは? 四日市市とCTYが3月に「四日市グレートエクスポ」を開催へ

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 三重県四日市市とケーブルテレビの株式会社シー・ティー・ワイ(CTY)は、3月31日、四日市市民公園、市立博物館、都ホテル四日市を会場にイベント「ローカル5G×スマートシティYOKKAICHI Great Expo」を開く。ネットワーク社会でのデータのやりとりで期待されるローカル5Gの開局認可をCTYが得たことを機に、高度な通信インフラが何を四日市市にもたらすかを市民に紹介しようとの催しだ。【当日の展示ブースのイメージ図=CTY提供】

 森智広市長とCTYの渡部一貴社長が2月3日に記者会見して発表した。四日市市は中央通りの再編に合わせて、高度な通信環境で社会の課題を解決していくスマートシティーを実現させたいと考えており、昨年7月、計画推進のためにCTYと連携協定を結んでいる。

 今回、CTYは、中央通りの再編工事が先行して進む近鉄四日市駅西側でローカル5Gを扱う免許を取得した。中央通りの整備の進捗とともにこのエリアは広がり、約1.6キロ先のJR四日市駅まで伸びていくことになる。これまで、ローカル5Gの認可はひとつのビルなど限られた範囲内での拠点的なものが多かったが、四日市市の場合は一般の車や人が行き来する公道で、しかも面積的にも広い範囲をカバーする方向で計画されており、これは全国でも例のない取り組みになるという。

 3月31日の「四日市グレートエキスポ」は午前10時~午後5時の開催で、都ホテル四日市でローカル5G開局式や、「ローカル5G今後の可能性」と題した総務省官房総括審議官鈴木信也さんの講演がある。

 都ホテル内に設けられる展示会場には約20のブースが出展。5G対応の機器類の紹介、顔認証カードリーダーによる効率化、無人自動配送ロボット、AIカメラサービスによる検知、人流データ活用による課題解決、eスポーツの教育プログラム、アバターや3D都市モデル、メタバースなど、先進技術での各テーマでの展示が予定されている。

 四日市市立博物館と屋外の市民公園の会場では、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)や自動運転の体験などができるという。近未来のモビリティーとローカル5Gを組み合わせると何が起きるのかも紹介される予定だ。AR水族館なども計画されているという。

 会場の規模の関係から、すべての会場が一般客に開放されるのは難しい状況もあり、入場に関しては追って情報を提供するとしている。