地域の催しに活用も 神前郷土資料館がリニューアル 四日市市

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 地域住民から集められた明治から昭和30年代までの農業や生活道具を展示した「神前郷土資料館」(四日市市高角町)が1月22日にリニューアルし、開館する。今後は地区の文化祭などの催しや小学校の学習にも活用できるように、検討されている。【明治から昭和30年代までの資料が中心に展示されている館内=四日市市高角町で】

 以前から、郷土資料館はあったが、整備が行き届かない部分があった。保存された資料は地域に呼び掛け集めたもの。実際に使用されていた農機具や生活用具があり、時代ごとの生活の様子を知ることができる。

 写真入りで解説する冊子「昔の農業と生活」が2019年3月に発行、その編集を務めた委員が中心になって、郷土資料館の整備を進めることに。しかし、新型コロナウイルスの影響で、思うように集まって作業を進めることが出来なかった。試行錯誤しながら目途がつき、1月22日、地区のウォークラリーのチェックポイントとなり、参加者が立ち寄ることで、リニューアルのお披露目となる。

 館内には約100点の資料が並ぶ。番号が割り当てられ、「昔の農業と生活」を見ながら実物を見ることでより、展示物への理解を深めることができる。

 委員の年齢は70から90代、実際に道具を使った経験がある人もいる。委員の加藤武治さん、石川雅己さんは「皆にみてもらって、活用していければ」と話していた。

 希望があれば、事前予約で見学も受け付ける。問い合わせは神前地区市民センター☎059・326・2751へ。