「ポテンシャル高い四日市、チャンスをつかむ年に」森智広市長が訓示

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 仕事始めの1月4日、三重県四日市市の森智広市長は、市役所の職員向けネットワークに訓示をアップし、今年、市がめざすべきことなどを語った。全国紙系の調査で市の暮らしやすさが上位になったとも紹介し、「四日市のポテンシャルは高い。これを実感し、チャンスをつかむ1年にしよう」と呼びかけた。【仕事始めの訓示を収録する森智広市長=四日市市役所】

 森市長は、まず、今年もコロナ対応に全力を尽くす意欲を語ったあと、社会活動や経済活動が回復傾向にあり、四日市でも大四日市まつりなどの大型イベントが3年ぶりに開催できたことを挙げ、「東海北陸B1グランプリin四日市」の秋ごろの開催を予定しているとした。

 市街地再編の関連では、近鉄四日市駅の東側での工事に入ること、円形デッキの建設にも入り、新図書館の設計業務にも入るとした。さらに、JR四日市駅前開発、とくに大学の設置について道筋を示していきたいと話した。

 4月からは中学の完全給食が始まり、リニューアルされる農業センターと合わせ、地域の地産地消や食育の推進にも取り組みたいと話した。

 日経クロスウーマン、日本経済新聞社が実施する「共働き・子育てしやすい街ランキング2022」で四日市市が全国第6位(前年は21位)になったと紹介し、「子育てするなら四日市」を掲げて地道に進めてきたことが実ったとした。また、コロナ前後の出生数を比べたときに、東海3県の30万以上の都市の中で、四日市の減少幅が最も小さいことも紹介。「四日市のポテンシャルは非常に高い。これを我々はしっかり実感し、チャンスをつくり、チャンスをつかんでいく、こういった1年にしていきたい」と話した。

 市長のネットでの訓示は、新型コロナの感染拡大で会議室などに大勢の職員が集まりにくいこと、年末年始の職員の休日消化を進めることのふたつの目的で行っている。市のホームページの「市長の部屋」にある「市長の発言集」の中に訓示の全文が掲載されており、読むことができる。