三重県は12月27日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・2・3・20系統」(通称バジリスク)が、県内で初めて確認されたと発表した。
県によると、12月下旬に陽性者56人の検体をゲノム解析した結果、同月上旬に既に公表していた30代男性1人から検出されたという。BA・2・3・20系統は、従来のオミクロン株派生型「BA・2」から変異したもので、感染力や重症化の可能性などは、現時点で明らかになっていない。
県ではこれまで、「BQ・1」「XBC」など各亜系統が検出されているが、感染拡大はほとんど確認されていない。現在、県内で感染の主流となっているのは「BA・5」。