小さな子どもと一緒でも気兼ねしないで楽しめるコンサートをと、「スギテツ&KUNI-KENコンサート~ヴァイオリンとピアノと津軽三味線の調べ~」が2023年1月7日、三重県四日市市で開かれる。「犬のおまわりさん」とベートーベンの「運命」を融合させて演奏するなど、楽しい仕掛けがいっぱいの演奏会だ。【演奏会に出演するスギテツ(左)とKUNI-KEN=主催者提供】
今年2月に開く予定だったが、新型コロナの感染拡大で中止になった。コンサートの趣旨に賛同するスギテツ、KUNI-KENのふたつのユニットは、その時からスケジュール調整を約束してくれて、今回の開催につながった。会場は四日市市安島2丁目の第一楽器4階にある「コンサートホールムーシケ」。4歳以上はチケットが必要になるが、3歳以下は膝上での観覧もできる。なお、後日、1月12日~1月18日にアーカイブ配信も予定している。
主催は、一般社団法人JUNCOいずむ芸術アカデミー。JUNCOこと中村純子さんは、自宅でピアノや声楽の音楽教室を開く一方、コンサートや駅ピアノなどのプロデュースも手がけている。自らの出産や育児の経験から、親子三代で一緒に楽しめる演奏会を開いてきた。今回出演のふたつのユニットは、中村さんと同じ考え方をしてくれて、信頼できる音楽家たちだという。(写真はJUNCOこと中村純子さん=主催者提供)
スギテツは、「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに、聴くだけでなく観て楽しいコンサート活動を続けるピアノとヴァイオリンのデュオ。テレビやラジオでも活躍しており、鉄道ファンとしても知られている。KUNI-KENは四日市市出身の兄弟の三味線ロックユニット。三重県文化新人賞や四日市市文化奨励賞を受賞、ヨーロッパやアジアなど海外での演奏も多く、2019年のG20愛知・名古屋外務大臣会合の夕食会の演奏にも指名された。テレビの番組やCMで楽曲を聴く機会も多い。
1月7日の演奏会当日は、昼の部が午後2時開演、夕方の部が午後6時開演。四日市市民間文化施設活用事業になっており、入場料は3000円。チケットの取り扱いはNPO法人おとのわ第一楽器四日市店(059・353・7361)かイープラス(e+)へ。アーカイブ配信はイープラスのみの扱いで、2000円。(写真は演奏会のチラシ=主催者提供)