平和をテーマにしたイルミネーション 近鉄川越富洲原駅東口で点灯始まる 朝明商工会が企画

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 近鉄川越富洲原駅(川越町豊田)の東口にある球体のモニュメントなどにイルミネーションが施され、12月3日午後5時から点灯が始まった。12回目を迎える朝明商工会(安藤邦晃会長)が企画する事業で、今年は「平和」をテーマに、球体を地球に見立て、両側には平和の象徴として白い鳩をイメージしたイルミネーションが飾りつけられている。【カウントダウンのあと、点灯が始まったイルミネーション=川越町豊田】
 
 12月3日は午前9時から朝明商工会の関係者や川越町役場の職員らがイルミネーションの設置作業をした。毎年、テーマをどうするかで意見を出し合い、材料やどのようなLEDを使用するかなど試行錯誤するそうだ。

 テーマの「平和」は、今年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻が今なお続くことから、一刻も早く争いごとをやめ、平和な世界が来ることへの願いを込めたという。球体のモニュメントは地球に見立て、「地球全体が平和になる」というイメージを表現したそうだ。

 川越町の城田政幸町長、同商工会の安藤会長による点灯式が12月3日午後5時からあった。近所の人が見学に訪れ、カウントダウンに続いて城田町長と安藤会長がボタンを押すと、イルミネーションが輝き始めた。見学していた人から拍手が沸き起こり、スマートフォンで撮影する人もいた。

 例年は1月下旬まで点灯していたが、今回は節電に配慮し、2023年1月13日までが期間となっている。時間は午後5時から同10時まで。また、近鉄伊勢朝日駅(朝日町小向)には同商工会青年部によるイルミネーションも設置されているという。