だれでも自由にピアノを奏でられる「駅ピアノ」の催しが11月5日、三重県四日市市安島1丁目のあすなろう四日市駅で開かれた。地元の音楽家たちによるオープニングに続き、小さな子どもや手習いを始めたばかりの大人も含め、たくさんの人が自慢の曲を演奏し、拍手を浴びた。【ピアノ、パーカッション、アイドルの組み合わせで華やいだオープニング=四日市市安島1丁目】
あすなろう鉄道を活用したまちづくり事業を進める四日市市が公募したイベントに市内の音楽家、「JUNCO」こと中村純子さんの提案が選ばれ、実現した。四日市市主催で、四日市あすなろう鉄道協力。中村さんは2021年にも別の公募で「駅ピアノ」を実現させており、今回が第2弾となる。
「音楽の街よっかいちに駅ピアノがやってきた!」と題した催しは午前10時にスタート。森智広市長のあいさつのあと、中村さんのピアノ、藤生”Zenzo”善一さんのパーカッション、地元のアイドル「フォー・セイルズ」の歌で、あすなろう鉄道の駅名などを散りばめた「Asu→NARROW♡」「あすなろう鉄道応援歌」を演奏した。
白いピアノが置かれた改札口の付近には、開演前から50人を超す人が集まり、手拍子をとったりして楽しんだ。オープニング後、さっそく自由参加のピアノ演奏が始まり、クラシックの小品やジブリアニメの曲などが流れた。