中高一貫校の私立桜丘中学・高校(伊賀市下神戸)の新聞サークルが今夏、全国規模のコンテストで好成績を収めた。
県内で唯一入賞 隠れた部分取材
新聞サークルは、「第26回全国高校新聞年間紙面審査賞」で優良賞を受賞。県内唯一の入賞で、優良賞は2年連続だ。
同校では、3つの寮の広報委員会の活動として新聞制作が行われており、月1回程度のペースでそれぞれA3判両面カラーの紙面を発行。寮内の行事やごみ問題、大会での生徒の活躍、新型コロナウイルス感染対策の呼び掛けなど多彩な内容を掲載し、離れて暮らす保護者にも学校生活の様子を分かりやすく伝えている。大会には、2020年11月から1年分の各寮の新聞を合わせて出品した。
地元の観光地の旅館へ取材に出向いたり、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について掲載したりと、最近は学校内の話題にとどまらない取材を展開し、活動の幅を広げている。
元編集長で3年の金澤宏高君(18)は「学校の隠れた部分を取材し、伝えることを心掛けてきた。努力が認められ、うれしかった。後輩たちには最優秀賞を目指して頑張ってほしい」と話した。
※2022年10月1日(212号)発行 紙面から