ニュージーランドで開催中の女子ラグビーワールドカップのパブリックビューイングが15日、三重県四日市市であり、日本代表「サクラフィフティーン」をファンらが応援した。試合はアメリカに敗れたが、四日市を拠点にする女子チーム「パールズ」から7人が出場、放送で名前が呼ばれたり、選手が画面に映ったりすると、大きな拍手が会場に響いた。【国際映像で観戦しながら拍手や声援を送るラグビーファンら】
会場は同市十七軒町の「ザ・グランドティアラSenju」。森智広市長も日本代表のジャージを着たファンらとともに観戦した。世界ランク13位の日本は前半、6位のアメリカのフォワードの勢いを食い止めるなど躍動、5対3でリードして折り返した。しかし、アメリカは後半、本来の勢いを取り戻し、連続トライを決めるなど逆転し、日本は17対30で敗れた。
パールズは8人が代表に選出されており、この日の試合では齊藤聖奈、谷口琴美、細川恭子、山本実の4選手が先発で出場、途中から玉井希絵、北野和子、庵奥里愛の3選手が出場した。国際映像ではとちぎ国体で三重県代表として全国優勝したことなどパールズの活躍もアナウンスされ、会場は大いに盛り上がった。
会場で応援したパールズの三谷咲月選手は「手に汗握る展開で、私も現地にいるかのようでした。後半、アメリカの勢いに押されてしまいましたが、まだ、日本には可能性があるので、次の試合も頑張ってほしいです」と話していた。
日本代表の次の対戦相手はランク5位のイタリア。23日午前8時45分キックオフで、四日市市総合会館8階視聴覚室でパブリックビューイングがある。入場は無料。