第104回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の開会式が7月8日、四日市市羽津の市営霞ケ浦第1野球場であり、好天のもと、出場61チーム64校の選手たちが入場行進をした。新型コロナの影響で過去2年は開会式が行われず、3年ぶりに選手たちが一堂に会した。【開会式で選手宣誓する名張・中山主将=四日市市羽津で】
午後1時、前年度優勝の三重を先頭に、各チームが順に入場。感染対策のため、足の運びを合わせる「イチ、ニー」などの掛け声は無かったが、選手たちは四日市市内各校の吹奏楽部員たちが演奏する曲に乗って、胸を張って球場内を行進した。
開会式の冒頭、県高野連の岩出卓会長は「各チームは互いがライバルであり、コロナ禍を乗り越えてきた仲間でもある。ここに集えたことをリスペクトする気持ちで、最後まで全力でフェアプレーをしてほしい」と選手たちを激励した。
選手宣誓では、名張の中山拓海主将(3年)が「この夏のために日々練習に取り組んできました。コロナ禍でも大会に向けて準備して頂いた方々、支えてくれた家族、友人、先生など全ての方々へ感謝の気持ちを込め、持てる力を発揮し、最後まで戦い抜くことを誓います」と大会への決意を言葉に込めた。
午後3時からは同球場で英心‐川越の開幕試合があり、川越が45‐0(5回コールド)で初戦を飾った。9日から11日までは県内4球場で1回戦が行われる。