家族が新型コロナウイルスに感染していることが分かり、濃厚接触者に特定され、自宅待機していた四日市市の森智広市長が5月16日、公務に復帰した。【定例記者会見で話す森市長=四日市市諏訪町で】
森市長は5月9日の夜に、家族が新型コロナウイルスに感染していることが判明。濃厚接触者に特定され、自宅待機をしていた。5月13、14日に抗原定性検査で陰性が確認され同16日に、公務へ復帰することが決まった。
自宅待機中は、オンラインで庁内会議に参加したという。16日の記者会見では、冒頭に自宅待機中のオンライン会議の様子、自身の実家で、家族との接触を避けるために過ごしたことなどについて話した。
定例記者会見では、同市が本格的な台風、大雨シーズンを前に、台風による浸水害を想定した防災図上訓練を実施することについて説明。被災時における同市の災害対応力の強化を目的とし、今年度から2回の実施となったという。
訓練には、市関係局、四日市地域防災総合事務所、陸上自衛隊第33普通科連隊、四日市南警察署などが参加。想定される状況は、台風による被害発生から8時間が経過、被害の拡大が予想されることから、災害対策本部の体制を非常体制となった時点から開始。情報に基づく各部局、災害対策本部の基本対応や、報道関係者からの質問に答える模擬記者会見などを訓練として行う。
訓練は5月24日を予定し、場所は、四日市市役所6階の危機管理センター、本部役員会議室などを予定していて、森市長は「記者会見を訓練でするのは初。必要とされる情報や市民へのメッセージなど、災害時における情報発信にも力を入れたい」と話していた。秋には地震発生を想定した今年度2回目の訓練を予定しているという。