四日市市は同市の魅力発信などへの協力をしてもらおうと四日市市観光大使に、同市出身で東京2020オリンピックの女子レスリング53キロ級で優勝、同市出身で初の五輪金メダリストとなった志土地真優さん(旧姓・向田)を選任した。選任状の授与式が4月13日、四日市市役所であり、森智広市長が選任状を手渡した。【観光大使の選任状と名刺を手にする志土地さんと授与式に参加したこにゅうどうくん=四日市市役所で】
森市長は「五輪では、市民の皆様に勇気と感動を与えていただいた。観光大使を引き受けていただきありがとうございます」と述べ、選任状を手渡した。市の観光大使選任はこれまでに24組25人が任命されていて、志土地さんは今年4月1日から3年間の任期で観光大使を務める。
式には四日市市の公式マスコットキャラクター「こにゅうどうくん」も登場。志土地さんには観光大使として活動するため、こにゅうどうくんをデザインした名刺も贈られた。
小学校6年生まで四日市市で過ごした志土地さん。「まだまだ知らないことが多いです」と言いつつ、「五輪のときは本当に温かい声援や、力強い応援に支えてもらいました。観光大使に任命していただき本当にありがとうございます」と笑顔で話す。また、市からは、こにゅうどうくんの人形や茶も贈られた。
SNSの情報発信などで「四日市」をPRしていくことに意欲的で「食べることが好きで、四日市のとんてきが好き。選手として観光大使として、パリ五輪の金を目指すとともに四日市をしっかりPRしていきます」と今後の抱負についても話していた。