第7回の秋の時もお話しましたが、お彼岸は先祖を敬い故人をしのぶ大切な行事の一つです。昼と夜の長さがほぼ等しくなる春分の日と前後3日間で、今年の春のお彼岸は3月18日から24日までの7日間です。
近年はコロナ禍で親戚や、家族揃ってのお墓参りも減っているかもしれませんが、気候の良い春の一日に、可能ならば墓前で手を合わせ、叶わなければ心の中で手を合わせてはいかがでしょうか。ご先祖様を想う気持ちを大切にしたいですね。
仏教的な行事となる以前は、日本人の農耕生活に深く根付いた行事だったようです。お彼岸は春を迎える喜びに感謝し、自分自身を見つめ、善い行いをし、ご先祖様に感謝を捧げる期間としましょう。
※2022年3月12日発行 紙面から
仏壇のいとう
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