四日市市内でボランティア活動をしている同市尾平町の猪岡紀久子さん(81)はこのほど、「悩みを抱えている人の支援やボランティア活動の推進に役立ててほしい」と100万円を四日市市社会福祉協議会へ寄付した。【目録を同協議会へ手渡す猪岡さん(左)=四日市市諏訪町で】
高齢者を対象にした音楽を通して介護予防をする「リズムメイトの会」や、病院や施設を訪問し患者や利用者の話を傾聴する「傾聴ボランティア 四傾聴」などでボランティア活動をし、代表も務めてきた猪岡さん。後進の育成にも力を入れきたが、市外への転居が決まったことから、「一区切りとして、これまでの恩返しをしたい」と100万円の寄付を決めたという。
贈呈式が2月22日に四日市市総合会館(諏訪町)であり、猪岡さんが目録を、同協議会の常務理事に手渡した。同協議会からは感謝状が贈られ、担当者は「大切に使わせていただきます」と話していた。
「いきがいとやりがいをいただいていました」と猪岡さん。「ボランティア活動の中で、自分が成長させていただき、本当に感謝しかない」と笑顔で話していた。