四日市市在住で県立いなべ総合学園(いなべ市)レスリング部3年の藤波朱理さんは、昨年12月に開かれた全日本レスリング選手権女子53キロ級で2020年に続き優勝し、連覇を果たした。高校3年間は無敗、86連勝中だ。藤波さんは1月18日、四日市市役所を訪れ、森智広市長に大会結果を報告、今後の目標などを話した。【全日本選手権の優勝報告をした藤波さん(右)=四日市市役所で】
「優勝できたのは良かったけど、課題が残る大会でした」と藤波さん。決勝では入江ななみ選手(ミキハウス)にポイントを取られた。「攻めた結果ではあるが、技のレパートリーを増やさないといけない」と感じたという。
昨年はインターハイ、世界選手権でも優勝。公式戦で最後に敗れたのは2017年に中学2年で全国中学選手権で敗れた時で、全日本選手権で優勝したことで86連勝となった。
「本当に強い姿を見せてもらっています」と森市長。4月にはアジア選手権、9月には4年に一度開催のアジア大会がある。アジアには強い選手が多いそうで、「全日本優勝はもう過去のこと。これからの一つひとつの試合をしっかり勝ちたい」と藤波さんは闘志を燃やしていた。