三重県は1月8日、県内男女26人(四日市市発表分8人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べ24人増で、感染者は延べ1万4882人となった。県内の新規感染者が20人を超えるのは2日連続。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市8人、桑名市5人、津市3人、伊勢市、鈴鹿市、名張市各2人、木曽岬町、菰野町、松阪市、県外各1人。8日時点の入院患者は前日より6人増えて26人、病床使用率は5・7%。
伊勢市の20代医療関係従事者の女性は、4日に陽性となった県内に住む30代男性の同居家族。同日まで出勤があり、接触者として入院患者8人と職員2人が特定されていたが、現時点で調査中の患者1人を除く全員の陰性が確認されている。
名張市では、60代福祉施設職員の女性と30代教職員女性の2人が感染。2人とも感染可能期間内の出勤は無く、濃厚接触者は確認されていない。
県は8日に緊急記者会見を開き、2日続けて新規感染者数が17人以上となったことを受け、県の対策指針に基づき「感染拡大防止アラート」を発動すると発表した。会見で一見勝之知事は「会食はなるべく4人以下」などと感染防止対策への協力を呼び掛けた。