三重県は9月10日、県内男女96人(四日市市発表分28人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた90代男性が死亡したと発表した。1日当たりの新規感染者が100人を下回ったのは8月10日発表分(55人)以降、31日ぶり。県内の感染者数は延べ1万3979人、死亡が確認されたのは145人となった。
発表によると、四日市市以外の感染者の市町別内訳は、鈴鹿市16人、津市、桑名市各12人、名張市8人、菰野町4人、伊賀市3人、尾鷲市、伊勢市、亀山市、朝日町、いなべ市、川越町各2人、松阪市1人。入院患者は前日から14人減の281人、病床使用率は55・3%、うち重症者用は46・7%となっている。
名張市では、10歳未満の小学生男児、20代会社員女性、30代会社員男性、県外に勤務する40代公務員女性と40代会社員男性、50代会社員男性、50代会社役員女性、70代パート従業員女性が感染。このうち20代女性は、クラスターが発生した伊賀市内の企業の従業員。女性は、検査で一度陰性が確認されていたが、症状が現れたため再検査し、陽性が判明した。同クラスターでの陽性者数は計38人となった。
伊賀市では、10代小学生女児、10代会社員女性、20代会社員男性の感染が判明。10代小学生女児は、31日に陽性となった40代女性の濃厚接触者だった。
※9月10日午後5時48分追記