三重県は8月21日、四日市市発表分101人を含む県内男女427人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者が400人を超すのは初で、感染者数は前日の388人を上回り、5日連続で過去最多を更新。県内の感染者は延べ8795人となった。県内の新規感染者は、1週間前の8月14日発表分(148人)と比べ、約3倍に増加しており、この日、県は国に緊急事態宣言を正式に要請した。
発表によると、四日市市以外の感染者の市町別内訳は、津市63人、鈴鹿市59人、桑名市52人、松阪市28人、伊勢市26人、亀山市21人、菰野町15人、伊賀市10人、いなべ市9人、名張市8人、川越町6人、東員町5人、県外4人、紀北町、木曽岬町各3人、朝日町、多気町、明和町、尾鷲市、鳥羽市各2人、熊野市、志摩市、大台町、確認中が各1人。県内の病床使用率は54・6%、うち重症者用は22%で、重症者は11人。入院調整中・自宅療養者は、前日より334人増え、1977人となった。
伊賀市では、県外に勤務する10代会社員と60代会社役員の男性2人、10代と40代の会社員男女、10代男子高校生、30代男女2人、40代無職男性、40代自営業女性、40代パート従業員の女性が感染。パート従業員の女性は17日に陽性となった40代男性の濃厚接触者。残りの感染者の感染経路、接触者状況は調査中。
名張市では、10代女子小学生、10代中学生男女2人、10代会社員男性、20代医療関係従事者の女性、20代自営業男性、30代会社員男性、40代無職女性が陽性となった。このうち3人は、既に判明している感染者の接触者か濃厚接触者として確認されている。
※8月21日午後6時24分追記