三重県は7月27日、県内男女21人(四日市市発表分9人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。すでに4人の感染が確認されていた四日市市の飲食店では、新たに利用客1人の陽性が判明し、県内85事例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ5614人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市9人、津市5人、亀山市、松阪市、菰野町、鈴鹿市、朝日町、桑名市、伊賀市で各1人。27日時点の県内の確保病床436に対する使用数は109、使用率は25%、うち重症者用は確保病床50に対し使用数4、使用率は8%となっている。感染者数は25日以降、3日連続で前週の同じ曜日を上回っている。
四日市市では20代から80代の男女9人が感染。同クラスターが発生した飲食店を17日に利用していた70代自営業男性は、同日と20日、22日から23日に出勤、22日には仕事で県外を訪れていた。濃厚接触者は21日と23日に別の飲食店を利用していた知人5人、職場関係者2人。同クラスターでは検査対象者33人(利用客28人、従業員5人)の内、21人の検査が終了し、陽性5人、陰性16人、結果判定中7人、未検査が5人となった。
同市の80代女性は、21日に発症した30代会社員男性の同居家族。19日と22日、23日に県内の介護施設を利用しており、施設関係の濃厚接触者1人と接触者16人、接触者の親族2人の調査を進める。
伊賀市の40代会社員女性は、24日に38度台の発熱などが発生。22日に友人1人と食事し、翌日に県外を訪れていた。濃厚接触者は同居家族1人と友人1人。
県外に勤務する桑名市の50代会社員男性は、10日から12日、15日から21日に出勤。23日には友人と食事し、県内の施設を利用していた。濃厚接触者は同居家族4人と友人3人。
※7月27日午後5時37分追記