四日市の演劇盛り上げる よんドラ2021始動

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    四日市市安島の市文化まちづくり財団が、2015年に開始した同市の演劇文化を盛り上げる企画「よんぶんドラマコレクション」(よんドラ)が7年目を迎えた。これまでの経験を生かしつつ、さらなるレベルアップを図るべく動き出した。【ワークショップのようす=四日市市海山道町で】

 小劇場公演の盛んな他地域の劇団を招いた演劇公演と、関連する体験講座を主軸に通年開催してきたが、コロナ禍により昨年の企画はほとんど中止や延期に。安全に実施できるよう対策を講じ、今年度の開催に漕ぎつけた。

 第1弾として、7月24(土)、25日(日)に市文化会館第2ホールで公演する東京の劇団「江古田のガールズ」による演劇ワークショップが、5月末にスタート。全14回の日程を経て、小学4年から50代までの受講者が、アンサンブルとして同劇団員らと一緒に本番の舞台に立つことを目指す。「演劇公演の楽しみ方」がメインだったこれまでの講座と違い、プロとのふれあいを通して「本物」を体感する。初年度から同企画に携わる田中峻さんは、「5年をかけて耕した四日市の演劇の土壌があってこその新たな挑戦」と意気込んでいる。

 その他にも、市三浜文化会館(同海山道町)で7月3日(土)によんドラでの公演劇団「カムカムミニキーナ」主宰の松村武さん、8月28日(土)には俳優の土田英生さん、松永渚さんの朗読劇(入場無料・事前申し込み要)が予定されている。

 詳細は同企画フェイスブックページhttps://www.facebook.com/YonbunDoramaC/。問い合わせは同会館TEL059・354・4501へ。

(2021年6月12日発行 YOUよっかいち第196号掲載)