三重県内28人感染 金属加工会社と桑名市のテーマパークで新たなクラスター

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 三重県は5月25日、県内男女28人(四日市市発表分12人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。従業員4人(県外陽性者3人)の陽性が確認されていた桑名市のテーマパーク「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」と従業員4人が感染していた県内の金属加工業の会社では、それぞれ新たに従業員1人が陽性となり、県内76、77事例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ4743人となった。

 県内77事例目のクラスターが発生した企業では、18日に陽性となった30代男性の接触者として、新たに40代従業員男性が感染。19日に一度陰性が確認されていたが、24日から発熱などの症状が現れたため、再検査したところ陽性となった。同企業では検査対象者15人のうち、陽性と陰性が各5人。結果判定中が4人、未検査が1人となった。

 名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パークで発生したクラスターでは、桑名市の20代従業員女性が新たに感染。県外の保健所に届け出があり、県内の感染者には含まれていない。濃厚接触者は21日から23日に自宅を訪問していた友人1人。同施設では検査対象となる従業員105人のうち、93人の検査が終了。陽性5人、陰性88人となり、検体採取済み12人の結果を判定中。

 県内68事例目のクラスターが発生した度会町の特老ホーム「わたらい緑清苑」では、新たに60代女性と90代男性の入所者2人が感染。2人とも既に陰性が確認されていたが、症状が現れたため再検査し、陽性となった。同クラスターでの感染者は職員と入所者など合わせて32人となった。

 津市の40代会社員男性は、22日から37度台の発熱が発生。21日まで出勤があり、濃厚接触者は職場関係者9人と知人1人。

 この他にも、鈴鹿市といなべ市で2人、津市、玉城町、南伊勢町、亀山市、東員町、桑名市、県外で各1人ずつ確認された。