四日市市は5月25日、市内に住む10歳未満から70代の男女12人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。市内の感染者は延べ996人、三重県内では延べ4727人となった。
市保健所によると、12人中7人が家族や親族間で感染が広がった。22日に陽性が判明した60代会社役員男性と60代自営業女性の接触者調査では、男性の同居家族3人(30代男性、20代女性、未就学女児)と職場同僚1人(50代パート従業員女性)、女性の同居家族1人(70代自営業男性)と別居親族3人(30代女性、保育園男児、未就学女児)の感染が新たに判明。男児は無症状で17日から20日に登園しており、他の園児や職員計26人の検査を進める。
20代会社員男性は市内の販売業の会社に勤務。濃厚接触者として同居家族と職場同僚計11人が特定されている。
60代無職男性は、市内の運動施設を頻繁に利用。同じスポーツをしていた6人が接触者調査で特定されている。
市内の感染者状況は、5月19日から同25日の1週間で67人、前週比増加率は68パーセント。人口10万人当たりの新規陽性者数は21・6人で、感染急増段階の「ステージⅢ」相当。