三重県は5月13日、県内で45人(四日市市発表分13人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の感染者は延べ4310人に。4月下旬以降に判明した感染者6人(無症状者1人含む)の変異株感染も新たにわかり、変異株感染者は808人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市13人、鈴鹿市10人、桑名・津市が各5人、亀山市4人、伊勢市と菰野町が2人、いなべ・名張市と川越・御浜町が各1人。13日時点の県内の確保病床437に対する使用数は209、使用率は47・8%、うち重症者用は確保病床61に対し使用数11、使用率は18%となっている。
県内のクラスター(感染者集団)事例では、度会町の老人福祉施設で新たに感染が判明した伊勢市の40代女性職員が、以前の検査で陰性が確認されていたものの、症状が現れたため再度検査を受け、陽性が判明。この事例での感染者は計28人に。津市内の企業では60代女性従業員の陽性が確認され、同事例での感染者は6人に。この女性の同居家族3人が濃厚接触者として特定されている。
鈴鹿市の30代女性(医療従事者)は、友人と家族・親族5人が濃厚接触者、習い事関係者12人と職場関係者97人が接触者となっているが、職場関係者は全員陰性が確認された。陽性者の同居家族として検査を受けた桑名市の女子中学生は、学校関係者31人(生徒30人、教職員1人)が接触者となっている。
伊勢市の30代男性(会社員)は、大型連休中に食事や施設利用をともにした別居親族ら3人が濃厚接触者、職場関係者9人が接触者に。鈴鹿市の40代男性(同)は同居家族4人と友人3人が濃厚接触者、同居家族3人が接触者となっている。
名張市の60代女性(会社員)は、11日に陽性が判明した70代男性の同居家族で、3日に37度台の発熱や全身倦怠感が出現し、濃厚接触者として11日に検体を採取後、12日に陽性と確認された。職場関係者2人が接触者として特定されている。
この他、津市では、企業でのクラスター事例で陽性となった30代男性と同居する家族3人(30代女性、小学生男児、未就学男児)も接触者調査で陽性が判明したが、新たな濃厚接触者はいないとみられる。
※5月13日午後6時56分追記